常に激しい衝撃に耐え続けるバスドラリム。ヘッドを固定しチューニングを維持するためには、強固な耐久性が求められます。ただ、一般的に使用される木製リムは耐久性において盤石とは言えず、特にライブハウスや音楽スタジオ等の日常的に酷使される環境においては、金属パーツとの接点の磨耗や削傷、キックペダル付近への力点の集中による歪みが早く訪れます。その結果、ヘッドに均一なテンションを掛けられず、ヘッドの寿命までも早めてしまいます。SPG-BDR01は、軽量かつ耐腐食であるアルミ素材を用い、長期間の形状保持を実現しました。ヘッドの縁部分もアルミ素材のため、木製リムよりも接合部に密着して均一なテンションが掛かり、正確なチューニングと安定した音質が得られます。

ハイハットにとってシンバルを支えるロッドシャフトは屋台骨とも言えますが、絶えずシンバルのオープン・クローズの上下運動を支えており、相当な動荷重が掛かっています。そのような環境下では、メーカー純正の鉄素材のロッドシャフトはすぐに反りが生じ、プレイヤビリティに悪影響を及ぼします。そのような欠点を克服すべく、長年の試行錯誤を重ねて開発されたのがSPG-HHS01です。変形や劣化に強いステンレス特殊合金を使用することで、耐久性能が大幅にアップしました。ロッドシャフトの中心がぶれないことによって、トップとボトムのシンバルの距離や噛み合わせを一定に保つことが可能となり、シンバルの持つ本来のサウンドを最大限に引き出しつつ、演奏感の向上にも繋がります。